カトリック北仙台教会

お知らせ

カトリック北仙台教会の催し物や信徒の皆様へのお知らせです。

神の母聖マリア〔09:30〕

いつ:
2025年1月1日 @ 9:30 AM – 10:30 AM
2025-01-01T09:30:00+09:00
2025-01-01T10:30:00+09:00

マリアを「神の母」(テオトコス)と呼ぶことに関しては古代教会で論争となりましたが、エフェソ公会議(431年)でマリアを「神の母」と宣言して以来、マリアへの崇敬はいっそう盛んになりました。
  古代ローマでは1月1日に新年を祝う祭りが行われ、人々は大騒ぎをしていました。教会はキリスト者に対して、こうした習慣に誘惑されるのではなく悔い改めを呼びかけ、6~7世紀には新年の3日間を回心や断食の日とするように定めました。また、同じころローマでは、マリアを熱心に崇敬していたコンスタンチノープルの教会の影響を受けて、1月1日に神の母マリアの記念を行うようになりました。
  一方、ガリアやスペインの教会では、6世紀ごろから、1月1日にイエスの割礼と命名を祝ってきました。これはルカ2・21の「八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた」に基づいています。この祝いはその後13~14世紀にローマに伝わり、第2バチカン公会議以前の典礼暦では1月1日を「主の割礼と降誕の八日目」と呼んでいました。1969年の典礼暦の改定では、ローマ教会の伝統に立ち返り、「神の母聖マリア」という名称とともに主の降誕の8日目としても記念し、救い主の誕生の秘義においてマリアが果たした役割を思い起こす日と位置づけています。なお、この神の母聖マリアの祭日は、日本では守るべき祝日です(『教会法』1246条第2項に基づく日本における教会法施行細則参照)。
  また、ローマ・カトリック教会では1月1日を「世界平和の日」とし、世界の平和のために祈る日としています。『カトリック教会情報ハンドブック』では次のように説明されています。「教皇パウロ六世は1968年1月1日、ベトナム戦争が激化するなか、平和のために特別な祈りをささげるよう呼びかけました。それ以来、全世界のカトリック教会は毎年1月1日を『世界平和の日』とし、戦争や分裂、憎しみや飢餓などのない平和な世界が来るよう祈っています」。
 
第1朗読 民数記6・22-27 彼らがわたしの名をイスラエルの人々の上に置くとき、わたしは彼らを祝福する
第2朗読 ガラテヤ4・4-7 神はその御子を女から生まれた者としてお遣わしになった
福音朗読 ルカ2・16-21 羊飼いたちは、マリアとヨセフと乳飲み子を探し当てた。八日たって幼子はイエスと名付けられた
 
[CBCJ:https://www.cbcj.catholic.jp/catholic/tenrei/koutansetsu/]
 
 

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