日本二十六聖人殉教記念日
2012年2月6日
2月5日は日本二十六聖人殉教の記念日でした。1597年1月、京都で捕えられた24人と一向に付き添い、途中で捕えられた2人を加えた26名は京都から長崎へ向かいました。1月と言えば寒さも厳しい季節。着るものも履物もきっと十分ではなかったことでしょう。しかも、耳を削がれての、京都から長崎への道のりはさぞつらかったことでしょう。
その一行の中には長崎のアントニオ13歳、トマス小崎14歳、そしてルドビコ茨木12歳と、小さな子供も加えられていたことに、心痛みます。
数年前、私は長崎、西坂公園での日本二十六聖人殉教記念ミサに与りました。当時は2月5日の夕方からのミサで、小雪が舞う中のミサでした。防寒をしていても寒さの中、殉教者たちの苦しみを思い、その苦しみを喜びへと変えていく信仰の強さを思い、では、自分の信仰はどうなのか・・と自分に問いかけました。
些細なことに躓き、折れそうになるような、弱い私は、彼らの強い信仰心を思うといつも恥ずかしい思いにかられます。
四旬節を前にしたこの季節、二十六聖人の殉教は、自分の信仰を改めて見つめる時間を与えてくれるのです。 (Charlotte)