前回は「拘り」について投稿しましたが、私には、似た言葉がもう一つあります。それは「粘り」です。
「粘着質」は、「へばりつく」を連想し余り好みませんが、「粘り強さ」は別で、「忍耐」より好きです。
「忍耐」は、余り口にしませんが、「ここは耐えどころだ」は、時々自分に言い聞かせます。
出来れば「あっさり系」でいきたいのですが、そうばかりとは参りません。
先日、テレビで、重症患者でも諦めずにリハビリに取り組む医師のドキュメントを見ました。
損傷した脳に残された可能性を画像から見つけ出し、チームを組んで、患者と家族に寄り添いながら 後遺症と闘う医師の記録です。
このお医者さんにはもう一つの物語がありました。
中学1年生の時の交通事故。その大怪我から3ヶ月のリハビリで回復。医学部進学の決心に繋がりました。
もともとは脳神経外科医、脳画像診断のエキスパート。後遺症に苦しむ多くの脳卒中患者を見て.43歳でリハビリに転向。
その原点は、大怪我からの回復。「感謝したい。それを医者になって。」でした。
その初心「感謝」は、加齢から来る脳神経外科医の限界を乗り越えて、リハビリ医へと活かし続けられました。
テレビでは「諦めずに」と言っていましたが「粘り」とも共通するものがあると思います。望み、体験、慰め、信頼、喜び、感謝です。(GG)