今、何が……
2012年2月5日
私は、歴史的な転換点にあって 自分の立ち位置を確認したいと思っている。その為に「今、何が必要なのだろうか」と考えた。意外なことに「思考停止に陥るな」であった。それには大きな体験があった。
太平洋戦争の開戦が16歳、終戦が20歳の時、軍籍に身を置いていた。間もなく死と向き合う覚悟もしていた。敗戦後、真相もの、告発ものがラジオ・新聞を賑わした。当時、当然のことながら一途に軍国少年として育った私には「知らないこと」ばかりであった。そんなことを知っていたらこんな事にはならなかったであろうにと、如何ほど腹立たしく思ったことか、今思い出しても悔しい。
当時は、知ろうにも手立てが無かったし、政府も報道関係者も知らせようともしていなかった。今は、情報は溢れいいる。情報に溺れている面もある。しかし、その情報の中に自分の意見を代弁するものを見付けて一応の満足を見出すことも稀ではない。
私の場合、間々、ここで思考停止が起こる。でも、それだけでは無さそうだ。もう少し時間を掛けてみたい。 (GG)