カトリック北仙台教会

お知らせ

カトリック北仙台教会の催し物や信徒の皆様へのお知らせです。

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答えのない悲しみ

2012年4月18日

これは、あのセンバツで石巻工主将、阿部翔人君の宣誓に出てくる言葉です。私には、この言葉がキーワードです。これで宣誓の言葉 全部が蘇ります。

2回戦には進めませんでした。しかし4回裏、それまでの流れからは予想もしていなかった逆転劇がありました。試合は、宣誓どおり彼らの全てを見せてくれました。感動しました。

もう一つあります。宣誓文造りの過程です。

「チームメートから盛り込みたい言葉をホワイトボードに書いてもらい、自分の文章に織り交ぜた」(河北)という。この時既に チームメンバーの気持ちも一つになっていた ことでしょう。これこそ リーダーの力量だ と感じ入りました。

今年の春のセンバツは、格別なセンバツでした。大震災の悲しみと苦難の中から新しいものを見つけました。感謝です。(GG)

女川・石巻巡礼に参加して

2012年4月16日

 先日、女川・石巻巡礼に参加した。石巻に4年ほど住んだ事のある私にとって、この町にはたくさんの思い出がある。

 ちょうど一年前、震災の2週間ほどあと、私は石巻を訪れ、そこで見た物は、波に押され押しつぶされた家々だった。あまりに変わり果てた思い出の町を前に、呆然とし、涙があふれた。

 1年後、押しつぶされた家々はきれいに片付けられてはいたが、処理しきれない大量のがれきの山、廃車となったたくさんの車は、まだそのままだ。そして、住人がいなくなり、更地となった町。被害が大きかった地域の復興はまだまだである事がよくわかる。



 女川では、私が知っている女川の町は無くなっていた。マリンパル女川の建物が無ければ、そこが女川の町だという事に気づかないほど、何もかも無くなっていた。そこに転がるかのように横たわる、鉄筋コンクリートの建物。女川の町は、こんなに小さく狭かっただろうか。かつては人々の生活があり息づいていたはずの場が、全く無機質とも思える場となっている事に、心は重くなる。

 女川での祈りのときには雪も舞い、あの日のように寒かった。私たちの祈りのカーネーションが浮かぶ海の水は、あの日の事が夢であったかのように、碧く静かに揺れていた。



 石巻教会ではミサを捧げ、津波から逃げ延びた信者さんのお話を伺った。生々しいあの日の話は、参加された方の心に深く刻まれたと思う。暖かく私たちを迎え入れてくださった石巻教会の方々には感謝である。

 今回の巡礼を通して、心と体で被災地を感じる事ができた。このツアーに参加された方々は、神父さまの説教にあったように、より、被災された方々の心に寄り添う事が出来たのではないだろうか。

(YT)

情弱?

2012年4月13日

「情弱」。「情報弱者」を この様に呼ぶこともあるらしい。確かにスマホは持ってないし、パソコンだって十分使いこなしていない。情報源は主として新聞とテレビ。それだけでも溺れかけています。

昭和50年に「新聞のすべて」と言う本に出会った。参考になった。40年近くになるが、マスメデアの持っている本質は、案外変わっていない。近年、商業性・差別化が強くなり、気を付けたいところが目立つ様にもなっている。少し時間が経ちましたが、1月の新聞・テレビからの感想です。

(その1)1月27日毎日新聞・芥川賞に選ばれた田中慎弥さんの投稿、「言いたいこと あの夜と今」は、典型的な例です。「1月17日、芥川賞に決まった夜、東京でバカな記者会見をした。…(石原都知事の発言との関係)それがメデアの作ったストーリーによって思わぬ大きさに膨らんでしまった。…」とあった。
嘗て知っていることが記事になった時、「新聞では、この様になるんだ」と同じ思いを抱いたことがある。報道は、記者の目、編集者の目というフィルターを通っている。時にはデジカメ写真と同じく、加工されてもいると気を付けています。

(その2)1月18日毎日新聞・ジュネーブ駐在記者の「民主主義を疑え」には同感の部分があり、この世が、大きな曲がり角に立っていることを感じた。同新聞・日曜毎の「時代の風」は必ず読んでいる。日々の筆者から新しい視点に気付かされたり、考えを整理させて貰ったりで助けられています。
新聞は地方紙も入れて2種。どちらも「社説」を丁寧に読むことは少なくなっています。

(その3)現在進行形の情報。…NHKスペシャル「人類進化・はるかな旅」第1~4回。何をもたらすか楽しみ!

テレビは映像が強み、世論形成に力。TVやCM文化ってある?メデア自身も問題を抱え、模索が続いている。どちらかと言えば、活字メデアが好き。何度でも読み返すことが出来るから。
私は、情報を、自分の生活の中で考え、疑問・灰色のものは暫く温めます。中庸を探しています。 (GG)

(註)。「新聞のすべて」:著者 福田恒存(大正元年~平成6年)は、昭和年代、評論・劇作・翻訳の第一人者として活躍。昭和50年9月4日初版。同じ月の29日に第5版を出す程に反響の大きかったもの。(高木書房発行)。著者は歴史的仮名遣論者で、保守派などと批判されたりもした。

手作りサークル

2012年4月11日

北仙台教会で行われています「手作りサークル」を御紹介します。信者、未信者を問わず、他の教会の方も参加していただいている今はやりの「女子会」?
毛糸では帽子、マフラ―、手袋やセーター・・・布では牛乳の空き箱を再利用して「スツール」。こぎん刺しや人形、ブローチ。そしてこの東日本大震災を受けて「がんばるゾウ」を教えてくださる方がおられましたので、この「がんばるゾウ手拭き」を作りました。この「がんばるゾウ」は阪神淡路大震災で被災された方が考案されたと聞きました。東日本大震災でも役に立つのではと皆で作りました。
但し、私は一枚も作れませんでした。
今では渋谷教会からも毛糸や編物のサンプル、また福岡の箱崎教会からエコバックやエプロン等々のサンプル等をお送りいただき皆で感謝しながら月2回の集まりを楽しんでおります。おむすび一個お持ちになり御参加をお待ちしています。(S.S)

復活の詩

2012年4月8日

命の泉
復活の朝の水
悪と死を
洗い流す水

平和の川
復活の朝の水
不安や恐れを
追い払う水

癒しの流れ
復活の朝の水
疲れと痛みを
和らげる水

喜びの滝
復活の朝の水
悲しみや心配を
押さえる水

皆さん、
復活から溢れ出た
救いの水を称えましょう
ご復活、おめでとうございます。

ラトゥール神父
                     

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