カトリック北仙台教会

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間合い

2012年5月9日

4月27日(金)夜、教育テレビで これ何?と思って「Nコン 歌う顔と姿勢」にチャンネルを合わせた。
 歌うことには縁がないと思っていた私には、これが思いがけない拾い物。何十年も前に「こんな指導者に出会っていたら、私も今よりまし?」と思った程でした。

 それは「第79回NHK全国学校音楽コンクール」の「課題曲発表」に向けての練習風景を録画、12回に分けて放映する番組の第4回目でした。放映は、今年、初めての試みだという。

 安定した立ち方、力の抜けた上半身の作り方、声が綺麗に響く取って置きの顔と口の作り方、舞台での並び方等が、分かり易く、熱く語られていた。その指導に、NHK東京児童合唱団のメンバーが的確に反応し、合唱が作り上げられていく様子が手に取る様に解った。10分間の短い番組だったが、大満足でした。

 佳いものが作られていく為には、的確な手法が必要。しかし、これは単なる「手法」ではない。合唱指導の武田雅博さんが、研鑽を重ねられた結果、身に付けた確かなものを 分かち合って下さっているのだと 敬意を以て観た次第です。

 感じたことがもう一つ。隣の人との間隔。
 「両肘を張って、お互いの肘がぶっつからない位が適当。」「これより近いと 隣の人の声が強くはいる。反対に遠いと 自分の声だけが聞こえる。」「2列目の人は前の二人の間に立つ。3列目も同じようにする。」「1列目、2列目の人は振り返ってご覧。そこに合唱のパートナーがいるよ。」

 武田さんの次の思いと共に、何か、この世に於ける教訓とさえも感じました。
 「みんなで一つの曲を仕上げていって、みんなの気持ちが一つになった瞬間とか、声が一つになった瞬間とか、そう言うことを子供たちなりに体験すると言うことも、本当に得難いことだと思います。すてきな大人になってもらいたいと僕は思います」(GG)

(註)
1、4/27は、小学校の部「希望のひかり」(同性2部)・仙台市出身の遊佐未森さんの作詞・合唱指導、武田雅博さんでした。
2、放映は継続中・再放送もあります。インターネット検索で「Nコン2012」→「Nコン12番組情報」から入ると、動画も含めた有益な情報に出会えます。

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