カトリック北仙台教会

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思考停止

2012年4月7日

「…の筈です」は、厳しく、逃げ場がない。「二者択一」は、その他が無く、息苦しい。「あれもあり、これもあり」では、何もない。
虹は七色、 もっと多いから綺麗。選ぶ余地がある。豊か。何か選びたい。これが私の気分。

現在も耳にする「経済封鎖」は、戦前の苦い思い出と重なる。どちらにも、それぞれの正義・大義がある。引くに引けない。「是非もな
いこと」ながら「正邪をつける」ことにならなければ良いが。考えさせられる。

少し前のことだが、1月11日の新聞で、潮田 道夫氏の文から、面白く、有益な記事を見つけた。(以下は、孫引きの様)

 本当は「低速思考」でじっくり考えればいいのだが、脳も効率化を優先する。「直感」や「経験知」で近道ができるから「高速思考」
に委ねてしまう。
 これは素早く考えるというものでなく、思考回避であって、人間の本質的な要素であり、長い進化を遂げてきた脳が持つ、避けがたい
副作用」だそうだ。

 「高速思考・低速思考・直感・経験知・知的思考・脳の持つ副作用・思考回避」は心に留め置きたい言葉だと思った。
 「思い込み」も思考回避に入るのだろうが、「想定外」はどうだろう。巨大地震を予測できなかった地震学は、研究が始まって未だ
50年だという。「そこまで知らなかった」事と「その先を考えなかった」事とは違うのだろう。この度の経験から、地震学会も地質や
考古分野と協働する事によって目が開かれたとも。
 時流に敢えて疑問を!。躊躇いは常にある。でも、進む為に、心だけは、若く、柔らかにしていたい。(GG)

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