今、何処?
2012年1月18日
政治、経済、全ての分野で今迄の仕組みが有効に働かず「これから」を模索している。それは手直し程度では済まず、基本的な問いを発していると思う。国内だけでなく世界規模での変革で、相当な期間を要することになるのだろう。でも、待てない問題でもあるという。
12月22日、NHK・BSでリンカーン大統領に関するものを観た。私が知っているのは、偉人伝のリンカーンであった。放送で、そのイメージを相当変えなければならなかった。また、現代に流れるアメリカ政治の原点を垣間見た気がした。日本でも昨年は、太平洋戦争を検証する番組が多く流された。私が生きてきた時代であるが、知らないことが多かった。
リンカーン大統領就任150年、太平洋戦争開戦70年という節目の年に、それぞれの歴史を振り返った番組だ。記録の発掘、情報公開もあろうが、何よりも「視点が違ってきた」と感じた。
洗礼を受けて50年余。第二バチカン公会議があった。NICEⅠ・Ⅱもあった。七つの小教区を経て今がある。色々な出会いもあった。
新たな生きざまを求めて、今を確かめたい。当然、世界の趨勢から影響を受けるだろう。でも、自分の歴史の中で、「何処へ向かって」 「今、何処に立っているのだろうか」と。(GG)
(註)NICE:「福音宣教推進全国会議」の略。第1回(1987年)と第2回(1993年)。